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法律問題の解説

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法律問題の解説

複数の共同不法行為者と過失相殺

最高裁判所平成15年7月11日判決

「複数加害者の過失及び被害者の過失が競合する一つの交通事故において、その交通事故の原因となったすべての過失の割合(いわゆる絶対的過失割合)を認定することができるときには、絶対的過失割合に基づく被害者の過失による過失相殺をした損害賠償額について、加害者らは連帯して共同不法行為に基づく賠償責任を負う。

絶対的過失割合とは共同不法行為者及び被害者それぞれの過失割合を出すという考え方です。相対的過失割合とは、共同不法行為者それぞれについて被害者との過失相殺を行うという考え方です。

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